こんにちは。本日は上田店の下田です。
何十年かぶりに蜂に刺されちゃいました。
とても懐かしい痛みに少し胸がキュンとなっちゃいました。
梅雨が明けた途端にえらい猛暑です。
決算クリアランスセール第2弾、そんな熱気に包まれて只今開催中です。
少し前に完成した現場ですが、紹介します。
古里のN様邸にて施主様から相談を受けました。
まだ新築して一年も経っていないようですが、不安な事があるのでという事でお伺いしました。
既に完成しているテラス(デッキ)についての心配事でした。
住宅の基礎がそのまま延長されていて、その基礎を立上がりとして上面に平板が敷かれていました。
周りの平板は基礎の上に接着剤で貼り付けてあり、内側の平板は砕石と砂の下地の上に並べられています。
インターロッキングブロックなどと同じ工法です。
問題は住宅の水切りの部分です。
テラスの仕上がり面は水切りより高いレベルにあり、住宅基礎と土台の間の隙間を完全に塞いでいました。
平板を外した状態が下の写真です。手をかざして見るとあきらかに風の流通が感じ取れました。
施工業者のセンスに呆れ、文句を言う気にもなれないと言うことで、改善策を含めたリメイクを頼まれました。
出来れば現状の基礎部分を壊して、仕上がり面を水切りより下げて作り直せば良いのですが、かなりの手間とコストが掛かってしまいます。
そこで、現状の基礎はそのままに薄手のタイルで仕上げを行い、水切り近くは溝を作って床下への空気の流通を確保し雨水等の浸入は阻止した構造としました。
溝に入った雨水は勾配を取って側面に開けた穴から排水される様になっています。
タイルの色も現物見本より気に入ったものを選んで頂いて、コストも合わせて大変満足頂きました。